23歳、フランスワーホリ決断まで

自分でも理由がわからずフランスがとにかく好きでした。

いつからか「絶対フランスに住む！」と思ってはいたものの、突然フランスに住む機会がやってくるわけもなく、看護学部にいたのでそのままの流れで国家試験に合格し、東京で看護師をしていました。

就職先では長期（といっても７日間）の休みが年に一回しか取得できなかったため、自然と海外旅行は年に一回になります。

そのたった一回でどこに行くのか？？っていう旅行先を決めるワクワクなんていうものは私にはなくて、1年もフランスに行かないなんて無理！！ぐらいの愛が溢れてしまっていて・・何が私をそうさせたのかは今もわからないのですが。

もちろん美術館や街並みは好きなんですが、もう何年も前にほとんどの観光地は制覇しているし、何回もいってる場所もあるし、毎年フランスに行ったところで「あれ？することないな？何しに来たんだっけ？」ってなってた。なのに毎年行くという意味のわからなさですよ・・依存・・？

看護師をしながらできることもちょっとずつ増えて、重症度の高い子どもも見させてもらえるようになりました（特殊な重症度の高い新生児の病棟に勤務していました）。面白さも感じていました。

でも日々の業務をこなしていく中で、心身ともに気づかないうちに負担や疲れが増えていったようです。友達や家族と接する中で「心に余裕がない。普段の生活で人に優しくできない。」と感じることが多々ありました。

看護師をしていれば、いや社会で働いていればいつかぶち当たる問題ではあるのかもしれませんが、当時看護師として高い志や明確な目標も持ってなかったことも関係している気がします。仕事へのやりがいが感じられず、モチベーションがなくなっていました。

そんな中でもフランスへの思いはなぜか耐えることもなく、ある日本当に突然「うわ〜〜〜！もう無理！一回仕事やめる！フランスいく！！！」ってなり、一週間後には上の方に３月で退職する意向を伝えました。

やめると決めたものの如何せんアイドルのオタクなので貯金もないし（オタクでも貯金している人はいますが）、フランス語なんて話せるわけないし、フランスにあてもないし、うわ、何からする？？？わからん・・・

お金貯める必要があるのはわかるけど、正職を失ってフランスに行くとして、賃貸払えるほどの貯金は今からでは無理だし、そもそもフランス語ゼロなのに一人暮らしなんて心細すぎないか？？根が真面目で興味が色々なものにあるタイプなので、どうせ行くならフランス語がっつりやりたいし、興味があることは勉強したい。

そこで決めたことや優先したいと思ったのが、

・とりあえずちょっとお金貯める

・お金を使わず生活したい

・子どもと携わりたい

・現地に信用できる人が欲しい

こんな感じです。

とにかく勢いでフランス行きを決めたので、ビザのことや衣食住、職のことはその時点では一ミリも考えていませんでした・・が、なんとかビザ取得しもうすぐフランスワーホリ開始です。思い返せば色々とありましたが、エージェントなどは介せず全部自分で手配しここまでたどり着きました。それまでの道のりはまたゆっくりと書いていきたいと思います。